3語で話す外国語にチャレンジ

フーテンのくまです (twitter: @UrsinhoPequeno)

「そうみたい」とかなんとかをポルトガル語で言ってみる

Parece que sim. そうみたい。
Parece que não. そうじゃないみたい。

Claro que sim. 明らかにそうだ。
Claro que não. 明らかに違う。

…文脈にもよるけど、おおまかには、こんな具合。

Parece〜の文は動詞で始まる。主語が省略されて言いやすさが増しつつも、構文自体は英語に似てる。

一方、Claro 〜の文は形容詞で始まる。

仮に英語に無理やり変換しようとすると、It's clear that it is not. とでもなる、というのか…

もし英語で話すなら、It's clearly not. くらいで済ませておきたいよなぁ。

うーん、唐突に効率的な言い回しが飛び出すポルトガル語って、やはりすごいかも。

第一、関係代名詞らしきque (英語にするならthat)の後に、直球でyesかnoを示す単語が来るのが、なんとも素直で、捉えようによったらエラく分かりやすい。

「犬なら好きです」とポルトガル語で言ってみる

De cães gosto.

犬なら私は好きです

…これも美味しい倒置法。

本来だったら

Gosto de cães.

となるところです。

もはや文脈次第で

自由自在に語順が変わってしまう

そんな七変化のポルトガル語です。

「私は怖い」とポルトガル語で言ってみる

Estou com medo.

私は恐怖と共にある

→私は怖い

…同様に

Estou com fome/febre/sede/sono/dor de...

お腹がすいた/熱がある/喉が乾いた/眠い/…が痛い

このEstou com (= I am with …)

ひょっとしたらTenho (= I have)よりもよく使われてたりして??知らんけど。

英語の方が、I have ...って言い方が好まれるイメージというか、少なくともI am with ... と言うくらいなら、むしろ I'm + 形容詞 がよっぽど通りが良さそう。

とかなんとか、ぼんやりと考えたりして。

「連れてくって何処へ?」とポルトガル語で言ってみる

Levar para onde?

連れてくって、何処へ?

(「持ってくって、何処へ?」と言いたい場合にも使えますね)

…まるで日本語の語順みたい(主語無し&動詞が先)。

動詞も原型というか不定形(或いは接続法未来形?)を使っているし。

 

こういう柔軟な感じが好きですな、ポルトガル語は。

参考文献: Uma aventura na cidade (Caminho, c1984)