ドキドキしちゃう
日本の古語「てふてふ」は
蝶々のことだけど…
実はアフリカのポルトガル語圏諸国のひとつである、サントメ・プリンシペの現地語にも
téfu-téfu という言葉がある
ポルトガル語の辞書にある
tefe-tefe(激しい動悸、胸の高鳴り)と同義か?
さらには、なんと……英語でも
have butterflies in the stomach
(ドキドキする)なんていうフレーズがある
一体「バタフライ」はどこで羽化して、遠く離れた国々で「てふてふ」になったのだろうか?
ちょっとした語源ミステリーにドキドキし、夜も眠れない。。
ちなみに、日本語の「てふてふ」については、ここまでは分かっているらしい…古代中国語のtiepが変化したのだとか↓
(国立国会図書館レファレンス協同データベースより↓)
https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?page=ref_view&id=1000287179
✤✤✤✤✤✤✤✤✤✤✤✤✤✤✤
そして…
うぉー!続報!
今読んでいる『広東語の世界』(中央公論新社)の p. 55 によると
「(広東語の)蝶 dip は…(日本語の音読みでは)旧仮名遣いは「テフ」である」とな。
tiepじゃなくて dip か……
「古代中国語」とやら、広東語との関連が濃厚かも?!
デキる猫は憂鬱だけど
中国語で
「〜デキる」は
「可以」
発音すると
か〜い〜…
かあいい……
かわいい………
つまり
デキるオンナは
今日もかわいい?!
きちんとキッチンを語ってみたが
「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う」
とは、吉本ばななさんの代表的な小説『キッチン』の書き出し
なんと、この作品…
うちの近所の図書館で
欧米言語6ヶ国語版ほどを所蔵しているのだが
たまたま多少読めるポルトガル語版を主軸に
各国語版にて記述されている書誌的情報を
読み比べ、突き合わせてみると
ブラジル・ポルトガル語版(1995年刊)って
イタリア語版(1991年刊)を土台にして訳され
その際に、アメリカ英語版(1993年刊)も参照したと判明
そのこともあって
ブラジル・ポルトガル語版と
訳文がだいぶ異なる
冒頭の書き出し文にしてみても
(ブラジル版)O lugar que eu mais gosto neste mundo é a cozinha.
(私がこの世でいちばん好きな場所は台所である)
(ポルトガル版)Acho que a cozinha é o lugar do mundo que mais me agrada.
(私が世界でいちばん気に入っている場所は台所だと思う)
といった具合で
日本語の原著に忠実に「と思う」までも訳出し
ただ「好き」というのではなく「気に入っている」と
ちょっぴり練り上げた訳文にしている
一方のブラジル版も、こちらはこちらで
単刀直入でわかりやすい訳という点では
ブラジルの方々にとって受け入れやすい(読みやすい)仕上がりと言えるかも
なにしろ、訳者が参照したという英語版なんかを見ても
The place I like best in this world is the kitchen.
というストレートな調子ですからね
肝心の、土台扱いされたとのイタリア語版はどうやら、かなり凝りまくった訳文になってる模様ですがごにょごにょ…(以下略)
まあしかし、そのイタリア語版のあとがきを眺めてみると
fumetti, manga(漫画)という記述が…
イタリア語はあまりよくわからないけれど、なんとなく
原著に関して、どうも(少女)漫画との関連性についても言及している
と推測されたりもする
思えば、ブラジルってイタリアからの移民が多い国で
一時期お世話になった漫画愛好家の方から聞いた話だと
イタリアの漫画からも強い影響を受けて
ブラジルの漫画も描かれるようになったみたいで
そういう背景もあわせて考えると
ブラジルの翻訳者が
イタリア語版に親しみを寄せて訳出をされたのも
なんだかうなずける
(そのわりには、イタリア語版の書き出しはごにょごにょだが…(以下略))
まあ、でも
好きなものの話をする時ってのは
もっとかんたんに
海が好きー!!
とか言えばいいんだよなー
それこそ、ポルトガル語3語で
Gosto do mar !!
( [私は] 好き / ~を / 海)⇒ 直訳の語順
小さなキロンボ
最近
本屋大賞を受賞された
カフネという小説
この書名がポルトガル語で
愛する人の髪を優しく撫でる仕草
との意味の言葉(アフリカのヨルバ語から来ている)である
と話題になってますね
いつも使うオンラインの
ポ・ポ辞典によると
語源はアフリカのキロンボ語だそうで
「おさえこむ」ような仕草のことみたい
(ヨルバとキロンボの関連性が
イマイチわからないですが…)
そういえば
「ピアノを弾く」という時も
ポルトガル語だと
tocar piano(ピアノに触れる)
という言い方に
そっと優しく
鍵盤に触れるような弾き方を目指し
私も思い切って
某所にて早朝に
ドビュッシーの「小さなくろんぼ」を
駅ピアノで弾いてみました
すぐに警備員さんが駆けつけて
「ピアノは朝10時からです」と
注意されました(汗)